日本大学生産工学部 環境安全工学科

学生生活

ある学生の1週間 ~3年生編~

実験の準備に大忙しの3年生
授業後は合気道部とバイトを両立

環境安全工学科3年生 早野 恵利 Eri Hayano

大学受験が東日本大震災の後だったということもあり、自分が学んだことで社会貢献をしたいと考え、災害に強い街づくりに興味を持っていました。そのため、今は都市環境科学を専攻し、インフラ整備や都市計画について学んでいます。卒業研究も、上下水道の防災研究を希望しています。

基本的に毎日2~3時限は講義がありますが、1~2年生のころに比べると講義数は少なくなり、学校にいる時間は半分程度に減りました。そのかわり、ひとつひとつの講義の専門性は深まっているので、勉強する時間が減るということはなく、むしろ自学する時間は増えました。
講義と講義の空き時間は図書館で課題や自習をしていますし、将来は公務員を希望しているので、公務員試験で必要となる内容の講義を、聴講という形で受講しています。学科内の講義は聴講希望が通ればどれでも聴講は可能で、お隣の東邦大学の講義を単位互換で受講することもできるので、空き時間は興味のある講義を受けに行く人もいるようです。
どの講義も事前の準備学習やレポートが必要ですが、月曜日の「次世代エネルギー実験」は特に大変だった講義のひとつです。前期は燃焼実験や太陽光発電など持続可能なエネルギーの性能評価などでしたが、後期はエンジンの設計や製図、部品の作製かエンジンの組み立て、試験、性能評価とエンジンに関わる工程を一通り自分たちで行うもので、5限は17時50分には終わるのですが、19時近くまで学校に残っていたこともありました。幸い私は1人暮らしで大学の近くに住んでいるので、多少遅くなってもすぐに家に帰れましたが、遠くから通っている同級生はもっと大変だったかもしれません。
とはいえ、手書きでの製図やCADの使い方、フライス加工や旋盤加工など、生産の現場で必要となるものを実際に使うという経験はとても有意義で、面白い講義でもありました。

もちろん、毎日が講義と勉強だけで終わるわけではありません。私は合気道部に所属しているので、月・水・金曜日は17時から19時まで学内の道場で稽古に励んでいます。武道館で行われる全日本合気道演武大会に出場しているので、本格的な稽古をしていますが、金曜日のサークルのあとは、飲み会になることもありますよ(笑)。
また、1人暮らしということもあるので、1年生のころからドラッグストアでのアルバイトも続けていました。毎日は厳しいので、部活がない日に週4日、夕方から21時までの時間帯に限っています。
土日は基本的には何もないので、どちらかに自分がやりたいことをやる時間、映画を見たり、何もせずにのんびりする時間を作っていました。月曜日に実験があるので、日曜日は準備に追われることも多かったですが......。

3年生になると、講義をただ受けるだけではなく、事前の準備や課題の提出期限などやらなければいけないことを整理して、1週間の中でうまく時間を作っていく、ということも必要になります。試験期間と課題提出、実験が重なってしまうタイミングなどはかなり大変なのですが、普段は友達とご飯を食べに行く余裕もありますし、メリハリのある日々を過ごしていますよ。

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